朝刊を読んで
遠い山なみの光は、昔文庫版を買いました。よく知ってるどころか毎日通っている地名や風景が丁寧に描かれていたと記憶します。ただ、その背景のもとで交わされる登場人物たちの会話がすごく上品で、方言なんて勿論出てこないし、どうしても違和感に絡めとられてしまい、結局途中でやめてしまいました。何度かリトライしたのですが、同じ。いま実家の、大叔母の使っていた古い箪笥のなかです。なまじ設定が身近すぎるとこうなるのかなぁ。今朝のニュースを聞いて、ここから出してと言ってるかも。
違和感といえば、地元出身というだけで首長がコメントを出してたけど、読んだことありますか。あまり絡まないでほしいな。昔読んだ福田恆存の、99匹と1匹と、という文章のなかに、よき政治とあしき政治という話が書かれてあったことを思い出します。彼の本は読まなくても、福田恆存のこの文章は、この部分だけは、読んでほしいです。
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2017.10.05 23:34