片隅(BD)
2時間続けて見るのは結構難しくて、何日か日を置いて、ようやく見終わることができました。ひとりで見たシネコン、家族で見た市民会館、で、今回BDは、概ね一人で見ることになりました。市民会館ではトイレを我慢して映画に集中できなかったという妻と子どもたちでしたが、いま、映画への関心自体あまり強くないようです。ピクサーなど3Dの映画に慣れてしまっているので、淡い色彩に印象が薄かったのかな。只、子どもたちには、これからどういう機会であれ見てもらえればいいと思っています。良い映画なので、これから歳を重ねていけば、押し付けがましいことを言わなくても、きっと最後まで見て何かを感じ取ってくれるでしょう。
僕としては、毎年夏には妻と一緒に見るようにしたいなぁと思っています。夫婦を描いた映画でもあるんですよね。妻には市民会館で映画を見たあと、僕の持っている原作の漫画を読んで貰いました。もともと漫画を苦手としている妻ですが、一晩で読んでしまったようです。リンさんとのエピソードが映画では描かれてないことに気づいたようで、その点をまず言ってました。その他の感想は特に…ちょっと変わった漫画ですもんね。墨で描いたり紅で描いたり。くらしの一口メモみたいな内容が、あの空襲を機に暗転していく。僕も初めて読んだとき戸惑いました。
特典映像では、クレジットなしのエンディングが良かったです。監督が試写後に急遽入れたカットとのことですが、後日譚ですよね。希望を感じさせてくれる内容で、何度見てもうるっときます。
これからも折りにふれて触れていくだろうな、そんな気がしています。
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