この世界の片隅に

映画館でない文化会館のホールが満席になっているとは思ってもいなかった。家族全員で見に行ったのだが、先に入った妻と子どもたちはそこしか残っていないと最前列を案内された。私が車を停めて少し遅れていったときは、既に席はなく、折り畳みのパイプ椅子を用意してもらった。年配の方が目立つ。笑う場面ではしっかり笑いが起こる。私自身は昨年以来2回目になるが、親としてどうしても、径子が晴美の死を涙する二つの場面、特に終戦を知ったあと人知れず名前を呼びながら泣き崩れるシーンで涙ぐんでしまう。それと、原作にないエンドロールのカットにこれからの希望を感じて目頭があつくなる。前回と同じように感動した。妻も感じる場面はいくつかあったようだが、整理中というところか。子どもたちが、トイレをがまんしていてよくわからなかったというのにはガックリしたが、断片的でも記憶に残ってる場面はあるだろうから、彼らがこれからの生きていくなかで、そのいくつかでも思い出されることがあればいいと思うのである。

リインの休日

一月ほど書いてみてタイトルをあらためました。劇場或いはDVDで見た映画や、読んだ本について書いています。(20170711ブログ名変更。人生という語が仰々しすぎて…)

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